DANIKI blog

音楽の話を書きます

DJをするときに考えていること

お久しぶりです。ダニキです。修士の諸々が嫌になってきたので文章を書きリフレッシュしようかと思います。


DJするときどんなことを考えてるのか、何をしているのか聞きたいと思ったより聞かれるので、チラッと書いてみようかと思います。後から見て恥ずかしいなと思ったら消します。
あわよくばほかの人の考えも聞きたいという思いで書くので、これを読んだDJの友人の人達は書いてください。コッソリ教えてくれるとかでもいいですよ。

 

 

1.はじめに

僕は名古屋で主に活動しているDJで、主なプレイジャンルはポップス、ハウス・ディスコなどです。
他ジャンルもたまにかけたりはしますが最近はこの2軸が主です。のでこの2ジャンルでのプレイの話を主にします。


宣伝ですが、ポップス系のmix 

www.mixcloud.com


ハウス・ディスコ系のmix

soundcloud.com


もしよかったらお聞きください。

 


2.機材

僕は基本的にUSBメモリ(rekordboxで書き出し)を用いてCDJでDJしています。
PCは信用のならなさが自分のどこかにあるので、コントローラーや、ミキサーへのPC直刺しとかもやらないし、今んとこやる気もないです。(めっちゃ良いmacbookとか買ったら考えるかも)


個人的にCDJはプレイ中の見た目もかっこいいと思ってるのでお気に入りです。ゆくゆくはレコードでのプレイもやってみたいですが、家で練習する環境が作れてないので...という感じ。


家では壊れたDDJ-RRを使って選曲したり、たまにmixの録音をしたりしています。左の縦フェーダーがどんだけ弄っても7割の音量しか出ない可愛いやつです。

 

CDJでのプレイ環境は現場に左右されることも多いですが、900くらいあれば嬉しくて、900nxs以上だと日本語が読めてやりやすい、2000nxsとかあると「こんな高級機材いいんですか?」となります。


400とかになるとレコボでのUSB書き出しが効かないので、CDを持ち込んで足りない部分はUSBにちょっと入れて...となります。
最近のポップスはCDで集めてるのでそういう環境でも出来ますが、ハウスやディスコはほぼデジタルなので厳しいかな...。

 

CDJ,ミキサーによってプレイ環境が変わるのでそんなに変わった機能は使ったりしないですが、ポップスをやるときはミキサーのダブエコーは(あれば)よく使います。あとは普通のエコーとフィルターも。
ハウス・ディスコをやるときはフランジャーとか楽しいのでたまに使います。ループ機能とかはほぼ使ったことないです。


キュー打ちとかはあまりしないんですが(多分沢山しとくと楽なんだろうな)、あまりにも頭が難しい曲を見つけたらちゃんとメモリーキューは打ったりします。
フィルターハウスとかFutureFunkとか頭出ししづらいですよね。

 


3.事前準備

いざオファーを頂いてDJをするときは事前に準備をします。主に選曲・プレイリスト作りですね。

J-pop系のイベントだと新譜を積極的にかけたいなと思うことが多いので(そういうモードじゃないときもありますが)、わりかしギリギリに選曲をします。
ハウス・ディスコだと、、、Beatportのセールのタイミングと出演の日時と大体相談してます。笑

 

選曲の流れとしては、


1 タイムテーブルをもらう。


2 前後の流れを想像する。


3 自分の持ち時間の流れを考える(ゆっくり始めてジワジワ上げるとか、早そうな人からもらったら一旦受け取ってどっかで落としてまた上げるとか、、、大体落として上げてばっかりですね。)
(後は、多少好き勝手やれそうなときや、次の人がやりそうなことがわかっていたらジャンルをまたいだりすることを考えます)


4 流れの切り替え前後にかけられそうな曲を見つけ、プレイリストに入れる。(イベント名+日付けみたいなプレイリストを毎回作ります。)


5 普通にかけたい曲を適当にプレイリストに入れる。(大体この辺で持ち時間の1.5倍やれるくらいの曲を入れられるのが理想です。)
(5.1 軽く家でやってみる) これはやらないこともまあまああります。
(5.2 まだ心配そうならサブフォルダを作って念のための曲を入れる) これも日によります。

 

と、大体こんな感じです。最初にかけるならこれしかない!とか、このイベントに出るならこれは絶対かけたい!みたいな曲が見つかっているとその周辺を固めるだけでほぼ流れができるので楽ですね。つまり出たいパーティや出るパーティには遊びに沢山行っといた方がいいってことです。(そもそも遊びに行きたくないパーティにDJで出たいとはならない気がしますが...)


この選曲以外にも、基本的にUSBにはざっくりジャンル分けとBPM分けしたプレイリストがあるから、結局そこから探すみたいなことはよくやります。
あとは過去の出演のプレイリストから探すことも多いですね。

 


4.プレイ中

結構考えていること違う気がするのでポップスとハウス・ディスコで分けますね。

 

どちらにしても一番自分が考えて、気をつけないといけないなと思うのは1曲をかける長さで、

これはイベントの色やお客さんの入りや盛り上がり、自分の思い入れや曲の展開とか沢山の要素で変わると思うのですが、この曲はいま長くかけるべきなのか、すぐに次の曲をかけるべきなのかはDJプレイ中に一番注意して頭を使っている部分な気がします。


その次に何をかけるかかな、、、でも何をかけるかは気をつけないでも考えるものだし気にすることではないのかなと思います。


個人的には(お客さんが自分のDJにまあまあ注目してるとして)1曲目を長めにかけてから2曲目にうまいこと繋げると受けがいい気がする...とか、みんなが知ってるJ-popでも2番までかけると少し盛り上がりが落ち着く...とか、そういうことを考えてプレイすると少しフロアコントロールが出来てるような気分になれます。後は「この曲は間奏がホントにかっこいいねん!」ってかけるのも素敵なことだと思います。

 

ハウスとかはそもそもmixするためののりしろっぽい部分が大体あることが多いジャンルなので(こういう書き方すると怒られそう)、そこでちゃんと繋いででもいいんですけど、盛り上がり的に違うなって思ったらサッサと次の曲にいくべきだなとか、書いて思ったけどめちゃくちゃ普通なことかもしれん。


ポップスはかっこいい部分が聞こえないと意味ないし、イントロがかっこいいことが多いので、イントロがしっかり聴こえるようなmixを心がけています。
具体的には、曲をいれる4拍前くらいから前の曲の低音はゼロにして~とか、エコーで飛ばして~とか、フィルターでほぼ音消すくらいまでやったりとか、やりようは色々あります。
最初はドラムだけの曲とか、イントロが長い曲ならほどほどに普通にmixします。まあ、書くまでもない感じですね。
ポップスのDJは、BPMを飛ばすことをあんま恐れないでやるようにしてからイイ感じになってきた気がします。あとはサブジャンル的な部分を理解できるようになってくと幅が広がるのかな~と、僕もまだまだですが、
ポップスといいつつもレゲエっぽかったりハウスっぽかったり、ガラージ系の奴も最近よく聴くし、ヒップホップだったりR&Bだったり、隙あらば色々調べて聴いたら楽しいと思います。


ハウスとかでやるときは、これは盛り上がりすぎるな~ってやつを盛り上がるには早いタイミングでかけたりしないのを気を付けてますかね、、、あんまり偉そうなことかけるほど上手くないので精進です。


あと主にこの2軸でやってるので間をとれるネタは沢山探して積極的にかけてます(そもそもそういうのが一番好きという説もあります)、僕のDJよく見てくれる人はわかると思います。


5.dig

沢山パーティに行ってシャザムするのが一番かな~と思います。そろそろ息抜きに書く文量ではなくなってきて疲れてきました。

 

最近のJ-popは横の繋がりが増えてきてめっちゃ楽しいので、気になったら即spotifyかアップルミュージックで聴いて、良いなと思ったらそのアーティストのSNSをフォローすると、どんどんアーティストの繋がりが見えてきて楽しいです。

そしてそこから見つかるアーティストも多分好きになります。この芋ずる式でやってたら無限に日本にいい音楽があることに気付けるでしょう。
後は信頼できるDJのmixとかから探すのも良くやります。

 

クラブミュージックとかだとレーベルを頼りにつたっていくのか楽かな?この辺の知見は俺も教わりたいです色々。


6.おわりに

疲れてきたからこの辺で締めます。まあ考えてることが少しでも文に残せたらよかったなと思います。DJのやり方って人によって違いが沢山あって楽しいと思います。
よかったらこれを読んだ他の人も書いてください。